プロ野球選手・プロバスケットボール選手も練習前・試合前にルーティーンとして行っているミニバンドウォーク3種類+スプリットスタンスでのバンドエクササイズをご紹介!
Mini Band Walkは、ミニバンド(小さな抵抗バンド)を使って行うエクササイズで、主に下半身の安定性を高めることが目的です。このトレーニングは特に、股関節周りや下肢の筋肉を強化し、野球におけるパフォーマンス向上やケガ予防に効果があります。
目的
- 股関節の安定性向上
ミニバンドによる抵抗を利用して、股関節周囲の筋肉を強化し、動きの安定性を高めます。これにより、走る、踏み出す、スイングなどの動作時に股関節がブレず、スムーズでパワフルな動きが可能になります。 - 膝関節と足首の安定性向上
ミニバンドでのトレーニングは、膝や足首の位置を正しく保ちながら動作する力を養います。これが膝や足首の怪我予防につながります。 - 全身の連動性の向上
下半身を中心とした体の連動性を高め、野球でのスムーズな動作をサポートします。特に下半身の安定はスイングや投球動作のパフォーマンスに影響を与えます。
ターゲットの筋肉
- 中臀筋
横方向に歩くことで、中臀筋(股関節の外側にある筋肉)に強い刺激が入り、安定した姿勢を保つ力が養われます。これは投球やバッティングの動作中に体を安定させるために重要です。 - 小臀筋
中臀筋とともに骨盤を安定させ、片足立ちや横方向のステップ時に力を発揮します。 - 大腿筋膜張筋(TFL)
股関節の外側に位置するこの筋肉も、外側への抵抗に対抗して働きます。体を横方向に移動させる際に重要です。 - ハムストリングスと大腿四頭筋
ミニバンドの抵抗で負荷をかけることで、下肢の筋肉が安定し、膝を含む下半身全体が強化されます。
野球にどう活きるか?
- 守備での安定した姿勢
ミニバンドウォークで股関節や膝の安定性を高めると、守備で素早く動く際にも安定した姿勢を保ちやすくなり、機敏に方向転換や捕球動作ができるようになります。 - ランニングや走塁の改善
下肢の強化により、走る際に安定感が増し、スピードと加速力が向上します。これにより、ベースランニングや盗塁でのスタートダッシュがスムーズになります。 - 投球や打撃のパフォーマンス向上
股関節の強化と安定性が増すことで、投球やバッティングで必要な回旋動作が安定し、力を無駄なく地面から上半身に伝えることができます。これにより、投球の安定性やスイングパワーが向上し、より効果的なプレーが可能になります。 - ケガの予防
ミニバンドウォークによって強化された股関節と下肢の安定性は、膝や足首への負担を軽減し、ケガのリスクを下げる効果があります。
バスケットボールにどう活きるか?
- ディフェンスの動きの安定性向上 バスケットボールのディフェンスでの横移動や急な方向転換には、股関節の安定性と下半身の強化が欠かせません。Mini Band Walkで股関節周りや中臀筋を鍛えることで、低い姿勢でのディフェンスが安定し、相手に対応しやすくなります。
- ジャンプ時のパフォーマンス向上とケガ予防 Mini Band Walkは、膝や足首の安定性も高めるため、リバウンドやシュートでのジャンプ時に体が安定しやすくなります。これにより、着地での膝のブレを防ぎ、膝関節や足首のケガの予防にもつながります。
- 加速力と切り返しのスピードアップ 下半身の筋肉を強化することで、ドリブル中の加速や急な切り返しのスピードが向上し、オフェンスやディフェンスでの機敏な動作が可能になります。
サッカーにどう活きるか?
- サイドステップやピボットでの安定性 サッカーでは、横方向のステップや急な方向転換、ピボット動作が多く、股関節の安定性が重要です。Mini Band Walkで中臀筋や小臀筋を強化することで、足のブレを防ぎ、安定した動作ができるようになります。
- ランニングの効率化とスプリント能力向上 下半身全体の安定性が増すことで、ランニングフォームが安定し、効率的なスプリントが可能になります。特に股関節周りの筋肉を強化することで、サッカーで必要な加速力が向上し、試合中のスピードが生かせるようになります。
- キック時の体幹と足元の安定性 Mini Band Walkで鍛えた下半身の安定性により、キックの際にも力を無駄なく伝えることができ、正確でパワフルなキックが可能になります。また、安定したキック動作は、体幹の強化にもつながり、パフォーマンス向上に効果的です。
この先の有料コンテンツでは、ミニバンドウォークのやり方とチェックポイントをまとめた動画となっています!